●めーむく
「目をむいてひっくり返る」から「息がつまる」「死ぬ」も。例:「東京タワーちゃ、目ーむくほど高いとこやったちゃ」。
●名金線【めいきんせん】
名古屋と金沢を結んでいた旧国鉄バス路線(全長266km)。金沢から富山県の福光、城端、平村、上平村と151号線を通って岐阜県の白川郷、郡上八幡に抜けていった。2000年に一部廃線になった。
一番遅くまでバスガイドさんが乗っていた路線でもある。
周りが殺風景で「太平洋と日本海を桜でつなごう」と、奥美濃や飛騨の国道沿いに桜の木を植え続けたバス車掌の故佐藤良二のお話が映画『さくら』になった。原作は中村儀朋編著『さくら道』( 風煤社1987)。
途中、御母衣(みぼろ)ダムを通る。60年代初め、ダムの建設で水没する村に、2本の桜の巨樹「荘川桜(しょうかわざくら)」があった。それを40日がかりの移植で救った。難事を決行したのは、電源開発の初代総裁だった高碕達之助である。そのときの心情を「この巨樹が……青い湖底に、さみしく揺らいでいる姿がはっきり見えた」と述べている。
●名水百選
1985年に環境庁(当時)が選定した県内の「昭和の名水百選」は黒部川扇状地湧水群(黒部市、入善町)、穴の谷(あなんたん)の霊水(上市町)、立山玉殿(たまどの)の湧水(ゆうすい、立山町)、瓜裂清水(うりわりしょうず、砺波市)。
2008年に環境省が選定した県内の「平成の名水百選」は「いたち川の水辺と清水」(富山市大泉本町−今木町)「弓の清水(しょうず)」(高岡市常国)「行田の沢清水」(滑川市上小泉)「不動滝の霊水」(南砺市大谷)。昭和の名水百選と合わせ、県内の名水は8件となり、熊本県と並んで全国最多となった。
外山滋比古の『頭の旅』(毎日新聞社)には入善を訪れ、水と米がいいと自慢されて送ってもらい、炊き上げたらおいしかったと書いていて、その後、上市町へ行ったらアナンタンの霊水を自慢されて、これも送ってもらって、「レストランや料理屋でご飯が出るたびに、うちのにはかなわないと思う。わが家のご飯は米粒がひとつひとつ立って輝いているのである」と書いている。
●名水ポーク
「くろべ名水ポーク」とも。どっちの料理ショーでも特選素材として取り上げられたが、養豚家の木島敏弘さんが富山県産の骨太豚のなかでも特に良い豚同士を掛け合わせる事によって、最高のうまみと肉質を備えさせたもの。 名水ポークは一年間に4軒の農家で8,000頭出荷しているが、この中で名水ポークになれるのはわずか1割だという。おいしさの秘密は、ジューシーさ、肉汁(ドリップ)が少ないための保水性、ヘルシーさ、コレステロール含有率の少なさ、美味しさ、アミノ酸(うまみ成分)が多いなど。
黒部市大布施地区には特産の白みそ「黒部名水糀(こうじ)みそ」というのもある(予約販売)。
●瞑想の郷【めいそうのさと】
利賀村にある「瞑想の郷」では、姉妹村となったネパール王国ツクチェ村出身の仏画家、サシドジ・トラチャンの描いたチベット仏教の大曼荼羅を展示している。寂静忿怒百尊曼荼羅は、『チベット死者の書』に登場する仏たちを描いた5メートル四方の大作で、世界でも最大級の大きさ。制作中のトラチャンさんにお会いして話したことがある←ただの自慢。
●夫婦(めおと)けやき
五箇山の相倉集落から10分ほど山を登ると、巨大なケヤキが現れる。幹回り7メートル、高さ20メートル、樹齢推定400年。かつて、雪崩を食い止めて村を救ったという言い伝えもある木である。
●眼がうすい
「眼が近い、近視だ」。例:「眼ぇ、うっすーなって、よー見えんがいちゃ」(眼が近くなって、よく見えない)。
●めぐら
「周囲」。例:「ばやくやねけ、めぐらぐらい片づけられ」(乱雑になってるじゃないですか、自分の回りくらいしっかり片づけなさい)。
●めざら
「簀の子」。
●「メサイア」
ヘンデルのオラトリオ。大山町では「メサイア」全曲を演奏することを夢見て合唱団が頑張っている。「第九」と違って曲が多いし、変化に富むし、何よりも無理な声を出さなくてすむ。演奏はアンサンブル金沢。妻もソリストとして参加したことがある。
●飯【めし】
富山方言ではないが、多用する。留学生が富山に来てお昼に「めし、食う?」と言われて、それまで東京の学友会館で教わった日本語と違いすぎるので戸惑ったと話してくれたことがある。
●めだか
僕らは「めだか」は「めだか」だが、堀井令以知『ことばの由来』(岩波新書)には「めだか」について次のように書いてある。
宗教上の行為に関連した命名もあった。幕末・明治期の『和訓栞』によると、めだかを北国でカネタタキと呼んだという。群をなして泳ぐ姿から、鉦をたたいて群衆が念仏を唱える行動を通してのことである。北陸ではカンタ・カンタタなどという。
●めっこ
ちゃんと炊けなかったご飯。例:「山でご飯を炊くとめっこになる」。
●めっとんない〜みっとんない〜めっとくさい
「みっともない」から「ブス」の意味でも使われる。例:「なんちゅうめっとんない嫁はんやろか」(何という、綺麗でないおよめさんだろうか------ごめんなさい、いい例が思いつかず)
●めぼろ
「ものもらい」(麦粒腫)。富山大学の中井精一の『富山県言語動態地図』によれば「メモロ、イボロ、メボライ、メモライ、イモライ、イモラ、メツンボリ、メンモロ、イモチ、コジキ、メイボ、メバチコ、モノモライ」で概ね次のように分布する。
県西部 富山市 県東部 めもろ
めぼろ
めぼり めもらい
めぼらい いもら
めもら
いもらい
めぼろ僕の母親たちは藁しべを括って「お前何くくる、わしゃ目ぇくくる」といって治したという。
●メルギューくん
メルヘンの街・小矢部のシンボル・キャラクター。「メルヘン+牛」というネーミング。角には火牛の計の、火の着いたたいまつが光っている。
●メルヘン
小矢部市はメルヘンの町と呼ばれる。いろいろなところの建物を部分的にコピーした建物が、東大出で一級建築士だった松本正雄市長の意向で作られたからだ。1976(昭和51)年の薮波保育所を手始めに、小中学校や公民館など35カ所を設計指導して建設。“メルヘンのまち”として全国に知られることになった。形状が複雑で建築コストが高くつくことなどから、市長の急死後の92(平成4)年の正得駐在所以降は造られていない。
カップルがラブホテルと間違って入っていくという話をよく聞く。北陸自動車道から蟹谷【かんだ】小学校の一部が見える。正門は学習院女子短大の門、校舎は東京大学教養部、時計台は東京大学教養部、玄関ポーチは東京大学図書館、体育館は一橋大学兼松講堂がモデルになっている。東大が見えた後に自由の女神が見えてくるのが何とも言葉を失う。99年には学校で結婚式を挙げたカップルもいた。
鈴木博之『日本の<地霊>』(講談社現代新書)には小矢部の元祖みたいな町づくりをした生口島の例があがっている。本四架橋のたもとにある瀬戸田町に「西の日光」と呼ばれる耕三寺(こうさんじ)がある。耕三寺耕三という人物が作りあげた町なのだ。金本耕三というのが本名だったのだが、鋼管を手掛けた後に、莫大な資金でコピーの町を作ったのだ。
なお、中川理『偽装するニッポン』(彰国社)などがこうした建築を扱っている。
蟹谷小学校 小矢部には自動車博物館もあり、信号機もいっぱいあってコレクションが好きな町なのだ。
2003年には「メルヘンランド」というカタカナ地名が県内で初めてできた。
老朽化問題で2006年4月16日の朝日新聞「天声人語」で取り上げられ、「『見栄え』と使い勝手の両立は、どこでもなかなか難しいようだ」と書かれた。
●めろ
女の子のことを「めろ」と言った。書いていいかどうかも分からないくらいの汚い言葉である。「めろの子」ともいう。「男めろ」とは「勇ましい女の子」。
だから小さい頃、女性が出てきて女性が涙するから「メロドラマ」だと思っていた。
ん わ ら や ま は な た さ か あ り み ひ に ち し き い 英語 る ゆ む ふ ぬ つ す く う 数字 れ め へ ね て せ け え 序文 を ろ よ も ほ の と そ こ お