金川 欣二:マックde記号論(言語学のお散歩)


 

多民族国家日本

戦後日本の…族たち

 

 多く誤解されているが、日本は単一民族国家ではない。それを忘れて日本文化を議論することはできない。

 では、実際、日本にどれだけの民族がいるのか調べてみた。

 こうやって並べてみると、戦後、多くの民族が生まれていることに気づく。

 中でも一番恐ろしいのは「建設族」「運輸族」「商工族」「農林族」「国防族」「文教族」「郵政族」「財政族」「環境族」とか呼ばれる「族議員」(関係業界の利益保護のために関係省庁に強い影響力を行使する国会議員で英語で“diet cliques”)であった【2002年に唯一人の「外交族」である鈴木宗男が馬脚を現した】。

 もちろん、トレンドクリエーターとかマーケットプランナーなどは『○×族』『○×現象』などと好き勝手に言葉を乱造している。また、「族」といっても尾瀬の「鳩待族」「沼山族」のように地方で作られるものもあるし、会社の中で派閥を表す時に作られるものもあるだろう。パソコンゲームにもたくさんの部族が生まれているはずだ。日本語だけでなく、台湾の「哈日族」のように日本人をあこがれる人を指す言葉もどんどんできている。ここでは一応、流行語となったと考えられるものを取り出してみた。

 日本人がこれほど「…族」と名付けるのが好きなのはおそらく、自分の理解できない異文化を排斥しようとする心性があったからではないだろうか?大和民族を揺らがせる存在として恐れていたのではないだろうか?

 少なくとも戦後まもなくの「太陽族」などにはサブカルチャーに対する、そんな意味合いが含まれているように思える。

 なお、亀井肇『平成ボキャブラ事典』(廣済堂文庫1994)や亀井肇『外辞苑』(平凡社2000)に一番多く「族」が登録されていて、しかも他のメディアでは使われていないものが多かったので、誤解のないようになるべくそのまま一部を引用した。特に感謝したい。

 また、新語を解説した本で一番手に入れやすいのは小林信彦『現代<死語>ノートI,II』(岩波新書)だろうと考えられるので、記載がある時には参照や記載と書いた。なお、小林は「<族>言葉」ともいう(『現代<死語>ノート』p.70)。

 使われたとされる年代を書いてあるが、もちろん、盛衰の激しい言葉の通例として、あまり定かではない。目安と思っていただければ結構である。

 また、他に「…族」がいたという発見レポートがあれば、教えてください。

 では、日本にどんな民族がいたのだろう。


●アイビー族=1965年頃。VAN、JUNなどのアイビールックを着て町を闊歩した若者たち。<みゆき族>と呼ばれて、非難された人たちが、64年に一斉補導され、3ヶ月で消えたが、翌年現れた似たような若者たちを指した。なお、6月6日に一斉補導されている(『現代<死語>ノート』参照)。

●アニバ族/アニバーサリー族=「1999年の言葉。…日本人はきわめて記念日が好きであり<バレンタインデー><母の日><父の日><誕生日><結婚記念日>といった特定の日には、相手に対して贈り物をする習慣がだいぶ根付いてきた。若い女性たちはさらに自分だけの記念日を次々と作りだし、それを自分たちだけで祝うようになってきている」(『外辞苑』)。俵万智『サラダ記念日』などが典型なのだろう。

●雨宿り族=「1994年の言葉。土砂降りと言われる就職戦線のなかで、とりあえずは雨宿り的に見つけた会社に身を寄せる女子学生を指していう」(『外辞苑』)。

●アンノン族=1970年の言葉(『現代<死語>ノート』「ディスカバー・ジャパン」参照)。「ディスカバー・ジャパン」のキャンペーンに乗って旅行などを楽しんだ若い女性たち。当時創刊された『an・an』『non・no』から。

●イエイエ族=1967年頃でセルジュ・ゲンズブールが始祖らしい。彼がイエイエ族と呼ばれた若者のために書いたシャンソン「夢見るシャンソン人形」はゲンズブールいわく攻撃的な歌だった。

●いちご族=「1988年の言葉。かつて一世を風靡した<団塊の世界>のジュニアたち。彼らは今14歳から17歳で、全人口の7%、816万人に達しているという。その真ん中にいるのが15歳、つまり、<いちご族>である」(『外辞苑』参照)。

●うたかた族=渡辺淳一『うたかた』(1990年)刊行後、生まれた言葉。愛しあう中年の男と家庭のあるキャリアウーマンが会うごとに、ますます条件が悪くなり、堕ちていくという設定だ。

●討ち死族=1988年の言葉。疲れがたまり、ホテルの一室に身を預けて、死んだように深い眠りに落ちる人々(『外辞苑』参照)。

●エレキ族=1965年の言葉(『現代<死語>ノート』参照)。エレキ・ギターを弾いて楽しんだ若者。1月にベンチャーズがやってきて、ブームが始まった。「勝抜きエレキ合戦」というテレビ番組も6月から放送された。芦原すなお『青春でんでけでけでけ』と大林宣彦映画が当時の雰囲気を伝えている。

●オタク族=1989年の言葉(『外辞苑』参照)。いわゆる「オタク」。中には「おたく族パソ通科はしポテト派」(「おたく族の中で、パソコン通信を主としてやる者。パソコン通信を始めると、面白くて何時間も没頭してしまう。その際に、ポテトチップスの袋をそばにおいて食べながらやるのだが、なぜかそのポテトチップを箸でつまむ」『平成ボキャブラ事典』)というのがあるというが聞いたことはない。

●オトキチ族=1960年の言葉でのちに「暴走族」と呼ばれる。

●お見合い上京族=1994年の言葉で地方の独身女性が都内のお見合いパーティに出ること。決まっても遠距離恋愛が控えている(『外辞苑』参照)。

●親指族=1999年の言葉で「モバドラ」ということもある(『外辞苑』参照)。ケータイを親指だけで操作する人。ニューヨークですでに使っていたという。

●会社おしゃぶり族=「会社の社宅や保養厚生施設などを積極的に利用して、その過剰な社員サービスの余得を十分に味わう者」(『平成ボキャブラ事典』)。

●カイワレ族=村崎芙蓉子『カイワレ族の偏差値日記』(鎌倉書房1987)からで1988年にヒット。プラスチックケースの中のウレタンの苗床に植えられ、土ではなく水で、完全な管理のもとに育てられるカイワレ野菜は、中学生、高校生の姿そのものだ、という指摘は社会に大きな反響を巻き起こした。親の立場からの村崎の発信に管理社会の中でしか生きることが許されない中・高校生を「カイワレ族」と呼んだ。

●カウチポテト族=日本では1987年の言葉。「外で遊ぶより、家で寝椅子(カウチ)にもたれ、ポテトチップスを食べながら、レンタルビデオを見ている人たちのこと」(『現代<死語>ノートII』参照)。「こたつみかん族」という言葉も造られた。本家のアメリカでは1982年にできている言葉で「漫画家Robert Armstrongが始めたThe Couch Potatoes という会から。命名者 Tom Iacino が boob tuber(テレビばかり見ている人)を tuber(ジャガイモ)に引っかけて造語]」(『ランダムハウス英和辞典』参照)。

●家事オンチ族=「1988年の言葉。親の過保護のもとに育って、包丁を持ったことのない、掃除、洗濯はすべて母親まかせという家事のイロハをまったくしらない20歳代前半の女性」(『外辞苑』)。

●カミナリ族=1959年の言葉。「爆音をひびかせオートバイを飛ばす若者たち。<マッハ族>ともいわれた。マフラー=消音装置を外して、週末の夜には暴走をくりかえした」(『現代<死語>ノート』参照)。「オトキチ族」とも呼ばれ、のちに「暴走族」というようになった。

●カメ族=2001年の新語でカメリュック(スウェーデン製の「ボブルビィー」の通称で、表面は硬いABS樹脂製。元々はリュックの中身を保護する目的で考案された商品で,北欧などで流行したという)をもった人々。

●カモク族=「1988年の言葉。<火木(かもく)な人>ともいう。サービス業、流通業を中心として休日が平日(とくに火曜日〜木曜日)」の人々を指す」(『外辞苑』参照)。

●かもめ族=「フェニックス族」参照。

●カラス族=青森のねぶた祭の祭に、「ラッセーラー」などと跳ねて踊る白い装束の人を「ハネト」と呼ぶが、別に黒い装束を着て勝手に騒ぐ連中を「カラスハネト」と呼ぶ。暴力などが問題になって2001年から規制されるようになった。

 また、2002年に規制されることとなった「カラス族」もいる。大阪府と府警は繁華街の路上で女性につきまといホステスなどに勧誘する行為をする黒服姿の男を「カラス族」という。路上でのホステス勧誘を禁じた条例は全国初。取り締まりが困難なピンクビラ配布の禁止も盛り込む予定。 「カラス族」は、ホストクラブなどへの客引きも行うが、これは現行条例で禁じられている。しかし、客引き以外にも、通行する女性の前に立ちふさがって「かわいいね」などとほめちぎったうえでホステスなどに誘う悪質なケースがある。このため、「公共の場所で風営法の対象となる業種への勧誘のため、つきまとう行為」を規制対象とする。

●カルコール族=仕事中にでも軽くアルコールを取る人(『平成ボキャブラ事典』)。

●記念日族=「アニバーサリー族」と同じ。

●期待族=「暴走族の暴走行為をあおり立てたり,騒ぎに加わったりする若者集団のこと。騒擾(そうじよう)行為を増長する存在として問題視されている。期待暴走族。〔暴走行為や騒ぎが起こるのを期待して集まることから名づけられ,1990 年代中頃から存在が知られるようになった〕」(『デイリー新語辞典』)。

●金帰月来族=(『外辞苑』には1999年の言葉「単身残留」で説明)。単身赴任で金曜夜にわが家に帰り、月曜の一番で会社に戻るサラリーマン。逆なのに「金来日帰ギャル」(金曜日に上京して日曜日に帰る女性)というのもある。

●近郊単身赴任族=「1996年の言葉。<キンタン族>ともいう」(『外辞苑』)。一戸建てのマイホームが職場から離れていて、平日は都心の安いマンションで暮らす人々。

●キンタン族=「近郊単身赴任族」の略。

●クリスタル族=田中康夫(当時は一橋大学生、後に長野県知事)の小説『なんとなくクリスタル』が1981年1月に出版されてベストセラーになったが、「カタログ小説」と呼ばれた、この小説に出てくる有名ブティック、ファッション・ブランド、ミュージシャンなどに強い、流行情報に敏感な人を「クリスタル族」「なんクリ族」と呼んだ。「なんとなく暮らしたる」という人もいた。『現代<死語>ノートII』にも記載。

●くれない族=TBSドラマ『くれない族の反乱』(1984)があった。「…してくれない」という典型的な責任転嫁の主婦症候群「くれない族」をテーマに、仕事に目覚める主婦の姿を描いた。『現代<死語>ノートII』にも記載。

●くんない族=「1988年の言葉。…同僚や部下の女子社員に<くんない>を繰り返す男性社員を揶揄して作られた」(『外辞苑』参照)。

●軽ビ族=1990年の言葉「カルコール族」と同じで昼飯時や仕事の合間のコーヒータイムに軽くのどを潤す若者たちのこと(『外辞苑』参照)。

●ケジコ族=「1994年の言葉。…<現役>で大学に入り、<自宅通学>をしていて、<コネ>があるという三条件を兼ね備えた女子学生。その反対が<ロゲナ族>。<浪人経験>があり、田舎から出てきて<下宿生活>、そして<コネなし>の三重苦にあえぐ女子学生」(『外辞苑』)。

●月光族=1956年の言葉。「太陽族」から派生した言葉で「海岸を夜ゴソゴソしている連中のことで、『この月光族め!』という罵言をきいた覚えたある」(『現代<死語>ノート』参照)。

●郊外族=1995年の言葉「ゼロヨン族」と同じで市外電話が04のところに住んでいる人(『外辞苑』参照)。

●交通三族=1994年の言葉で異性を誘惑するために車を使う<ナンパ族>、二輪で暴走行為を繰り返す<ローリング族>、400メートルの直線道路で速度を競い合う<ゼロヨン族>をさす(『外辞苑』参照)。

●公募族=1993年の言葉。『公募ガイド』を読んで様々な公募に応募する人(『外辞苑』参照)。

●個族=「1998年の言葉。<家族>に対応するもので、家族と離れ、あるいは家族を持たずに生きる人を指す」(『外辞苑』)。

●こたつみかん族=1988年の言葉「こたつむり」と同じで日本版「カウチポテト」のこと(『外辞苑』参照)。

●五飯族(ごはんぞく)=「最近の小・中学生、高校生の間で夜型リズムが定着して、習い事や学習塾に行くために、従来の朝・昼・夜の三食だけでなく、塾へ行く前の軽い食事と寝る前の夜食が加わって、一日五回食事することを意味している」(『平成ボキャブラ事典』に掲載)。

●古メディア族=「1995年の言葉。【新しい器機を無味乾燥なものとして】昔のメディアにこだわっている人たち」(『外辞苑』)。※ほとんど流通することはなかった。

●サーキット族=1965年頃に出現し、多くの見物人の前で大規模な暴走行為を敢行するに至った、周回型の暴走を繰り返すグループ。

●サッチョン族=1959年の言葉。この年、札幌が大いに発展したので単身赴任した企業戦士たち。サッポロとチョンガー(独身)を結びつけてできた語(『現代<死語>ノート』参照)。※「チョンガー」は韓国語。

●三語族(3語族)=1981年頃から「ウッソー」「ホントー」「カワイー」(カワユーイ)の三語だけしか発せられない女子大生を中心とした女性を指した。実際には「スゴーイ」「シンジランナイ」(シンジラレナァーイ)「ベツニ」「ヤダァ」「バッカミタイ」などということもできた。『現代<死語>ノートII』にも記載。

●しぐれ族=中里恒子『時雨の記』からで1981年発表当時「中年男女の命のかぎりの愛を描きえた小説」と絶賛された、この同名小説の映画化では吉永小百合と渡哲也が男と女の純愛物語を演じた。

●斜陽族=(太宰治の小説「斜陽」から)急激な社会の変動によって没落した上流階級を指す語(『広辞苑』)。

●社用族=(斜陽族と語呂を合せて作られた言葉)社用にことよせて、社費で遊興などする連中(『広辞苑』)。『現代<死語>ノート』にも記載。

●週イチ東京族=「1991年の言葉。東京でしか見られないもの、できないことを求めて、日本全国から東京に通いつめる人々をいう」(『外辞苑』)。

●週末レンタカー族=「1998年の言葉。マイカーを持たないで、土曜日・日曜日の週末だけレンタカーを借りてレジャーや買物などに利用する人」(『外辞苑』)

●ジュニア三語族=「1991年の言葉。亭主の<フロ><メシ><ネル>はもう死語。塾通いの子どもたちがそれを使っている」(『外辞苑』)。

●瞬間貴族=「1989年の言葉。空前の消費ブームのなかに登場してきた束の間の王様気分を味わう若者たち…レンタルで借りて出ていく。すべてが瞬間的な貴族気分である」(『外辞苑』参照)。

●シルバー族=「高齢者」の婉曲的な言い方。ウルトラマンにも「シルバー族」「レッド族」は出てくるが…。

●新・腰掛け族=「1993年の言葉。…転職に望みをかけ、アフター5は転職の時に有利な資格をとるための勉強にあてるように、拘束時間の短い中小企業の会社にとりあえず入社しておく(女性たち)」(『外辞苑』)。

●新三ない族=「1995年の言葉。最近の中学生の特徴を取り出したもの。<規範感覚がない><人間関係がない><達成意欲がない>の<三ない>である」(『外辞苑』)。

●新・深夜族=「1998年の言葉。昼間と変わらない感覚で深夜に仲間数人と集まって、レジャーを楽しんだり、買物に出向く者」(『外辞苑』)。

●スローン族(sloane ranger)=『外辞苑』の1988年の言葉「サッチャーの申し子たち」に出てくるが、日本語ではない。スローン族というのは「英国の上流子女(10代後半から20代前半)の社交グループの一人」で1975年の言葉でロンドンのSloane Square に集まったことから“LONE RANGER ”のもじり。

●ゼロヨン族=「1955年の言葉。東京の郊外から1時間以上かけて都心に通勤する企業戦士。市外局番が<04>で始まる…」(『外辞苑』)。

●早朝族=「1999年の言葉。これまでの夜型生活に別れを告げ、趣味や勉強などのために早起きをする若者をいう」(『外辞苑』)。

●太陽族=1956年の言葉。〔石原慎太郎の小説「太陽の季節」1955から〕既成の秩序にとらわれず、奔放な考え方と行動をする戦後派若者を評した語。流行語には、「族」 のついたものが数多くあるが、これがそのはしり。「<太陽族>というコトバはジャーナリスティックな評論家、大宅壮一の造語といわれるが、『太陽の季節』に登場するような<無軌道な若者>を非難する意味で用いられ、昭和二十年代の<アプレ・ラ・ゲール>にとって代わった。この時代のオトナたちの激しい非難が、同世代者を石原慎太郎寄りにしたのは確かである」(『現代<死語>ノート』参照)。荻野目洋子に「湾岸太陽族」という歌もある。

●宅配族=「1990年の言葉。何でも宅配してもらおうという人々」(『外辞苑』)。

●竹の子族=1978年3月18日、裏原宿にオープンした「ブティック竹の子」の洋服を好んで着ていたことから付けられた。このお店は様々なアレンジができるハーレムスーツが定番だった。1978年の言葉で、「『竹の子』が売り出した原色の衣装を着て、原宿の歩行者天国で踊る若者たち…最盛期(1980年)の夏にはグループにして三十余り、約千二百人になった」(『現代<死語>ノートII』参照)。ハッピ風ガウンにハーレムパンツ、名札、バッジ、ヘアクリップ、ぬいぐるみなど様々な小物をつけ、学校の上履きやカンフーシューズなどをはいてパフォーマンスしていた。舞台衣装は紙袋に詰め込んで、代々木公園で着替えた。その後、沖田浩之などがスカウトされタレントデビューすると人気は頂点を極めた。

●ダブルスクール族=1992年の言葉「資格武装学生」で『外辞苑』に出てくるが「ダブルスクール族」の方がよく使われた。在学中に実用資格を取るために専門学校などに通う大学生。

●「たま・ひよ(族)=1993年福武書店が発行する育児誌『たまごクラブ』『ひよこクラブ』は、奇抜なタイトルと内容が若いママの間で大ウケし、「たま・ひよ」なる造語まで生み出した。オジサンには理解できない若い母親(ヤンママ)たちの“文化”が生まれたことを印象付けた「たま・ひよ族」の出現である。

●中年チョンマゲ族=1991年の言葉。先端的な職業のデザイナーやカメラマンに多いチョンマゲ姿(『外辞苑』参照)。

●賃貸族=「1998年の言葉。<レンタル族>ともいう。自分の主義として、マンションや一戸建ての家を購入するのではなく、住む家は一生賃貸でよいと割り切っている人」(『外辞苑』)。

●月の輪熊族=1989年の言葉「中堅ファックス」に出てくるが、「中高年のオジサンがワイシャツの下にU首のシャツを着ているのが汗をかいたときなどに透けて見える」こと(『外辞苑』参照)。

●転勤族=【流行語ではないが】次々と転勤していく人々。富山では「旅の人」という。

●出んわ族=1998年の言葉。NTTが二月から実施したナンバー・ディスプレイ表示システムで番号が表示されない電話の場合には受話器を取らないで電話に出ない人(『外辞苑』参照)。

●トウガラシ族=1999年の言葉。トウガラシのカプサイシンが殺菌や保温効果やエネルギー代謝に効くことから一味や七味をたくさん食べる若い女の子(『外辞苑』参照)。

●東京フライデー族=1990年の言葉。<金来日帰ギャル>とも。地方の若い女性で、金曜日の夜に飛行機で東京にやって来て、週末の東京ライフを楽しんだ後、日曜日の夜に再び地方へ戻る(『外辞苑』参照)。

●時持ち族=「1992年の言葉。…自分で自由に処理することができる時間を裕福に持っている人こそが、現代ではステータスゐである。…<時持ち族>のもじり」(『外辞苑』参照)。

●常磐木族=「1991年の言葉。定年後にぬれ落ち葉にならず、第二の人生も生き生きと暮らす男性」(『平成ボキャブラ事典』『外辞苑』)。

●独身貴族=自由で経済的にも時間的にも余裕のある独身者を羨んでいう語。『広辞苑』時間的・経済的に余裕があり、気苦労のない独身者をいう語。

●団地族=1958年の言葉で「『週刊朝日』から出た。三十代の夫婦、子供が一人か二人の家庭は木造の安アパートを出て、団地に住むのを望んだ。初期の団地はわりにゆったりと作られていた」(『現代<死語>ノート』参照)。

●堂上華族(どうじょうかぞく)=【ちょっと関係ないが】明治維新後華族となったもののうち、もと公家の家柄のもの。

●乍ら族(ながらぞく)=1958年の言葉で「テレビやラジオの音楽をききながら勉強するのが習慣になった若者たちをさす」(『現代<死語>ノート』参照)。

●なんクリ族=「クリスタル族」と同じ。

●日本アパッチ族=小松左京の同名の小説『日本アパッチ族』(光文社カッパノベルス1964)から。敗戦後、スクラップしかない廃墟に力強く生き抜く鉄食人間「アパッチ」の物語。最初はわずかな勢力でしかなかったアパッチたちは次第に全国に広がり、経済、政治までまきこむ、ドタバタ騒ぎに発展していく。なお、この小説のモデルは開高健『日本三文オペラ』(角川書店1961/武田麟太郎1932にも同名の小説があり、『三文オペラ』はブレヒトから来ているが…)の「大阪アパッチ族」であろう。終戦直後の大阪造兵廠跡地に埋もれているスクラップを違法に掘り出し金に換え、どん底の中から生き抜いていく「アパッチ族」と呼ばれる集団がいた。彼らの仲間に新たに加わったフクスケは、最初はその生き方に戸惑うが集団のルールを憶えアパッチの一員として、よい屑鉄を探し出す方法や官憲から逃れる方法を会得していく。業を煮やした警察はあの手この手でアパッチたちを追いつめ、アパッチの指導者たちもまたそこをくぐり抜けていく。しかし、情勢はアパッチに厳しく、ついに脱落者が出始め……。

●濡れ落ち葉族=1989年の樋口恵子の用語で「濡れ落ち葉」というのがあり、仕事、仕事で疲れきった亭主を指す。反対に女房族は体力、気力、バイタリティに満ちあふれている。趣味も無く定年を迎えた亭主は、ほうきにまとわりつく濡れ落葉のように、女房にまとわりつき、カルチャーセンターの小旅行までついてくる。数年前に、定年後の亭主族を“粗大ゴミ”と呼んだが、さらに“逆転”した夫婦関係がこの言葉にはある。

●ノリサメ族=ノッているかと思うとサメている、まったく新しいタイプの人物群。前夜の宴会では盛り上がるが、翌朝はサメきって知らん顔。上司にしてみれば、本音の見えない、扱いにくい新人と言える。1987年当時、高田純次・兵藤ゆきはそういうノリサメを演技として巧妙に演じられるタレントとして評価された。

●ノルウェイ族=1988年の言葉。村上春樹『ノルウェイの森』を愛読して、恋愛や生き方をもっとまじめに話し合いたい、中身を充実したいと考える人々(『外辞苑』)。

●のんびり移動族=「1998年の言葉。…自転車を利用したり、のんびりと散歩を楽しむといった形で<あくせく移動し、貪欲に楽しむ>スタイルから脱却した人たちのこと」(『外辞苑』)。

●パーキング族=「1990年の言葉。…ベイブリッジの側にある首都高速道路サービスエリアの大黒パーキングエリアに集まってくる若者たち」(『外辞苑』)。

●「Hanako」族=「Hanakoさん」ともいう。女性雑誌『Hanako』(マガジンハウス)のコンセプトや、愛読者のこと。結婚にも、仕事にも、もちろんレジャーにも徹底して“楽しむ”新しいタイプの女性群。背景に日本経済の圧倒的な力があり、男女の地位均等のうねりがあった。やっていることは海外へのブランド漁りやグルメ旅行だけではないかとは言わない。

●ハニワ族=「埴輪(ルック)」【スカートの下にジャージ(ズボン)】で学校生活を送る女子のこと。冬に増殖する。同義語に「ジャージャー、スカジャー」がある。

●パラサイト族=自宅通勤をして親にパラサイト(寄生)して優雅な暮らしをしているOLなど。

●薔薇族=男性同性愛者。『月刊薔薇族』がある。

●ハラチャリ族=原宿とチャリ(自転車)を縮めた「1998年の言葉。東京・原宿周辺を自転車で乗りこなす若者」(『外辞苑』)。

●はるみ族=「渡す相手もいないのに、クリスマス・プレゼントのお返しという名目で、見栄でセーターを一所懸命に編んでいる女性」(『平成ボキャブラ事典』)。

●ビート族(beat generation )=「うちひしがれた世代」の意) 第二次大戦後のアメリカの反逆的な若者。ビートニク(beatnik)。『広辞苑』「1950年代にアメリカを中心として顕著だった、物質文明的な進歩志向に背を向けた若者たち。ビートニク」『三省堂大辞林』)。「この言葉が日本に入ると、サングラスにアゴヒゲ、黒っぽい服を着て、モダンジャズをききながら、翻訳ハードボイルド小説を読む若者たちという風に変化する…この和製ビート族のいんちきくささが、のちの和製ヒッピーに受けつがれる」(『現代<死語>ノート』参照)。

●ヒッピー族=単に「ヒッピー」と呼ばれた。

●ひとひら族=渡辺淳一『ひとひらの雪』(1983年)刊行後、生まれる。

●ひょうきん族=1985年のテレビ番組「ひょうきん族」(横沢彪フジテレビジョン編成局第二制作部)。「ひょうきん族」に代表されるフジテレビのバラエティー番組は、テレビの在り方を変えたと言われる。新・珍・奇な表現と強烈な生命力こそがテレビだという確信で、そこからは、多くの流行語が生み出された。

●ヒルズ族=六本木ヒルズに会社を持ち、自宅も持っているような人々を指す。「六本木族」とは違う。ライブドアのホリエモン(堀江貴文)や楽天の三木谷浩史社長などが含まれ、六本木ヒルズだけで株価操作をしていると揶揄された。2004年頃からよく使われたが、2006年にホリエモンが逮捕されてから、ヒルズ族の今後が分からなくなった。

●フーテン族=1967年。瘋癲(ふうてん)がカタカナになることで、ヒッピーの意味をもった。「夏ごろから、長髪にジーパン姿の若者が新宿駅東口周辺に集まり始めた。<仕事や学校を拒否>するというのだが、駅前の芝生にごろごろしているので、九月一日に芝生の出入りが禁止された。あの芝生はグリーン・ハウスとよばれていたのではなかったか」(『現代<死語>ノート』参照)。なお、永島慎二に『フーテン』という漫画があり、『こむ』1967年4月号から連載(青林堂などから出版)されている。「フーテンの寅」は元の意味を保っているが、『男はつらいよ』はドラマが1968年の10月から翌年の3月まで、映画『男はつらいよ』(山田洋次監督)は1969年、第3作の『フーテンの寅』(森崎東監督)は1970年。

●フィギュア萌え族=大阪読売新聞出身のジャーナリスト大谷昭宏が提唱した。「少女フィギュアなどのマニアを指す。「自分に対する反論」に対応できず他人の心の動きをつかめない未成熟なオトナ。生きた少女を性愛対象とするいわゆる「ロリコン」とは違う」という。

●フェニックス族/かもめ族=1991年の言葉。週末になると宮崎から高速バス「フェニックス」、長崎から特急「かもめ」で福岡に来る九州の若者たち。

●プチ家出族=いとも簡単に家出をする中高生たちを指す。携帯電話で連絡が取れるから、親もそう心配しないらしい。「プチ」はフランス語で「小さな」の意味。日常の気分をちょっと変えたいだけで、こだわりなく家に戻るといった、いまの十代の気分を象徴的に表している。

●平成ハコ乗り族=1992年の言葉。4WDの箱型のワンボックス・カーで、山や海のリゾート血に出かける家族(『外辞苑』)。※普及せず。

●ヘジマ族=1990年の言葉。頭にはヘッドホンをつけて、ジーパンをはいて、マンガを読んでいる若者(『外辞苑』)。

●暴走族=オートバイなどを集団で乗り回し、無謀な運転や騒音などで周囲に迷惑を与える若者たち(『広辞苑』)。なお、暴走族という呼称を「かっこいい」と考える人々を幼稚だとして揶揄する事や、迫力のない名称によって参加者やギャラリー(見物人)を減らす事を目的として、珍走団(ちんそうだん)と呼ぼうという運動が行われている(これを「珍呼運動」という)。更に、冬季の徒歩暴走族を珍歩団(ちんぽだん)と呼ぶことも提唱され、暴走族のイメージダウンを目指している。2003年からは福岡県警察、2004年からは愛媛県警察などが暴走族追放キャンペーンの際に同語を用いているが、市民権を得ていない。

●ポケベル族=ケータイに代わって既に死に絶えたが、1989年の言葉。ポケベルを駆使していた若者たち(『外辞苑』)。

●ポチ族=「首のつけ根にきっちりとはまるアクセサリー、チョーカーをつけている女性。その様子がちょうど陰の首輪のように見えることから、犬の愛称である『ポチ』を取って名づけた」(『平成ボキャブラ事典』)。

●窓際族=1978年の言葉。「前年六月に『北海道新聞』が<窓際おじさん>という言葉を造り、この年一月十九日の『日本経済新聞』が<窓際族>を定義した。いわく、<高度成長期にふくれ上がった中高年層の中で、ラインの管理職から外れてオフィスの窓際にデスクを構えるミドルたち」(『現代<死語>ノートII』参照)。「一応の肩書きをもちながら、実質的な仕事を与えられず遊軍的な立場におかれた中高年サラリーマンを揶揄(やゆ)的にいった語」(『三省堂大辞林』)朝日ジャーナル <Z23-7> 朝日新聞社[編] 朝日新聞社 21巻40号通巻1078号 1979(昭 54)オイルショック後の不況から立ち直れない状況下に生まれた言葉。第一線を退き窓際で閑職に就く中高年の社員のこと。経済の低成長時代を象徴する哀感のこもった流行語。

●マユ族=1993年の言葉。810万人も存在する19〜12歳の<団塊ジュニアたち>の別名(『外辞苑』)。

●マルゼロ族=「1995年の言葉。<バツイチ>が離婚経験一回を表すのに対して、結婚がしたくても結婚できない男性のこと。<冬彦クン>のマザコンお坊っちゃんタイプと女性無縁タイプに分けられる」(『外辞苑』)。

●マルチ・ハビテーション族=「1988年の言葉。週末を家族と郊外の一戸建てで過ごし、平日は会社に近い都心の小型マンションで過ごす、というビジネスマンのこと」(『外辞苑』)。

●みいはあ族=「〔「みいちゃん(←みよちゃん)・はあちゃん(←はなちゃん)」の略〕程度の低いことに熱中しやすい若い人たち、特に女性。〔軽蔑(ケイベツ)した気持で言われる〕」(『三省堂新明解国語辞典』)

●みゆき族=1964年の言葉。「ショートカットにバミューダショーツ、女子ならロングスカートで、銀座の御幸(みゆき)通りにたむろしていた<ハイティーン>は、<みゆき族>と呼ばれ、非難されたが、「VAN」の店が近くにあったせいではないか」(『現代<死語>ノート』参照)。

●ヤング懐古族=「1992年の言葉。…いまは25〜26歳の若者たちが昔の物を掘り起こしている。<きなこあめ><麩菓子><いちごあめ><リバイバル曲>に若い子が歓声をあげている」(『外辞苑』)。

●夕暮れ族=『夕暮れまで』から、1979年に流行。愛人バンクの女の人達のこと。1983年に筒見待子が始めた「愛人バンク・夕暮れ族」が摘発される。なお、福田蘭堂に「夕暮れ族」という随筆がある。

●指狩り族=傷害給付金目当てに、自分で自分の指を落としてしまう人。大竹しのぶ主演、森田芳光監督の『黒い家』(1999年)に出てくる。和歌山カレー事件も似たようなものだった。この映画を見て、初めて近所の人で指を順になくしている人がいたことを思い出した。

●横ばい族=「団塊の世代」などの流行語を作った堺屋太一経済企画庁長官の造語で給料や年金などが上がらない、横ばい状態の人。ただし、堺屋は物価が下落しているから横ばい族は暮らしやすい、などと話した。

●ラッコ族=「1992年の言葉。公園などで若い男女のカップルが、男性が後ろから女性を抱えるように座る座り方をすること。会話もなく、ただ後ろから抱えている場合が多い」(『平成ボキャブラ事典』『外辞苑』)。

●ランチタイム・レジャー族=1991年の言葉。昼食の時間にボウリングやカラオケに興ずるサラリーマン(『平成ボキャブラ事典』『外辞苑』)。

●リトリート族=1990年の言葉。「隠れ家」からわざわざ不便な田舎に出向き自然の中ですごす人々(『外辞苑』)。

●リング・アーバン族=「都心から30〜40キロの所に設置され、都心を囲むように環状(リング状)に走っているのが国道16号線。その沿線の住宅地で暮らしている、都会風(アーバン)な生活を送っている団塊の世代をこういう」(『平成ボキャブラ事典』)。

●ルーレット族=毎日新聞2001年4月28日に出た記事で知られるようになった。首都高を猛スピードで周回する「ルーレット族」がゴールデンウイーク期間中、関東一円から集まる恐れがあることから、警視庁交通部は4月29日未明から5月6日未明まで、集中取り締まりを実施する。ルーレット族は、首都高の周回できるルートを、高性能に改造した乗用車で高速走行するドライバーの総称。個人走行を楽しむため、集団で迷惑走行をする「暴走族」とは区別されている。1990年代前半から目立ち始め、現在、約1000台が確認されているという。交通量が減る週末の未明から早朝に出没。

●ルート16族=1999年の言葉。国道16号線ぞいに一戸建てを建てた団塊世代の人々やその子(『外辞苑』)。『現代<死語>ノートII』にも記載。

●老人深夜族=1992年の言葉で「NHKの『ラジオ深夜便』が始まったのは一九九〇年五月だが、このころから、老人のみならず、中年までが聞くようになった。老人は早寝早起きという形がこの放送によって崩れた。…この不思議な番組を中年以下の者が聞くようになったのは、民放の深夜番組が中高生にターゲットを絞り始めたからだろうといわれる」(『現代<死語>ノートII』参照)。

●労働貴族=「一般の労働者より有利で高い賃金・条件を得て、ブルジョア化した意識や生活様式をもつ労働者層。また、資本家の利益を守ることにより特権的利益を得ている労働組合幹部」(『三省堂大辞林』)

●6語族=「1990年の言葉。最近の若いビジネスマンやOLが上司に対して使う言葉は全部で六語しかない。<知りません><聞いていません><言いました><まだです><できません><帰ります>」(『外辞苑』)。

●六本木族=『現代<死語>ノート』に出ているが、他では見ない言葉で小林の思い入れがありそう。アメリカ軍の駐留地が返還された59年以降にできたもので、1961年の言葉。「TBSとNET(のちのテレビ朝日)が近いので、テレビ関係者がこの近くのアパートに住み、芸能関係者、タレントの出入りする深夜営業のデリカテッセン、イタリア料理屋が有名になる」。

●ロリコン族=1982年の言葉で「少女写真集(ヌードを含む)、少女の面影を残す十代の女の子の写真集、少女愛の<ロリコン漫画>などを読む若者が多くなり、女性週刊誌の話題になった。そうした若者を<ロリコン族>と呼んだが、あまりにもあたりまえ過ぎる気がする」(『現代<死語>ノートII』参照)。

 【2001年6月25日】

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□多民族国家日本・戦後日本の…族たちII

■新語・流行語大賞   ■「週刊ファッション情報」   ■甲南大学キャンパスことば辞典

■20世紀の年表


 族といっても民族の方ではなくて「やから」(族、輩)の方なのだろうが、細かいことはこだわらないでね。

 『広辞苑』を逆引きすれば簡単だと思っていたが、新しい言葉はほとんど出ておらず、また嫌いになった。

 ホント、ヒマだねぇといわれそうだ。

 やから【族・輩】 〔「から」は血族集団の意〕
(1)同じ血筋をひく人。一門。一族。うから。
(2)(「輩」と書く)仲間。同類。手合い。連中。ともがら。やつら。おもに悪い意味で用いる。「不逞(ふてい)の―」

【大辞林】

※2006年10月には次のようなニュースがあった。一見、暴走族のようだが、自らは「『族』ではない」と言うグループが出てきて、名前も「橘(たちばな)うどん」「なかよしくらぶ」などと威圧感のないのが多いという。暴走族とバイク愛好家サークルの間にいるような「あいまいさ」で警察の目を逃れてきたが、最近は無法者も目立ってきて県警が取り締まりを強めている「旧車會(きゅうしゃかい)」というのがある。

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